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                    | 牧 和彦 / 海老之丞 | 2019/06/02 |  
                    | 6/2(日) 
 週末が本番ということもあって、今日が最後のリハーサル。全員が揃って、けいこす
 るのも、今日が最後です。
 午前中は、転換の打ち合わせ。
 衣装や演技などが、合図になるので、細かい打ち合わせが必要です。
 
 
  
 
 午後からは準劇団員も入り、劇団員はメイク。
 私も海老のじょうのメイクを初めて、行いました。
 劇団員の皆は四苦八苦していましたが、私はあっさりと完成。
 元が違います。色男は得です。笑
 
 午後からは、本番と同じリハーサルを二回、行ないました。
 
 いろいろなアクシデントもありましたが、全体の演技の細かい部分を修正、私は勘違
 いもあって、転換の所を二回、間違えました。
 
 ただ、全体を二回通したおかげで、かなりイメージが固まりました。
 本番まで、あと五日間ほどですが、いい舞台になるように頑張ります。
 
 
  
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                    | 細樅翔太 鉋太郎 | 2019/05/26 |  
                    | 5/26(日) 
 本日は歌の収録であり稽古場には西島さんが朝早くに来て下さり、マイクやスピーカーの準備をしていただきました。歌の指導をして下さる小鍛冶先生も朝から来ていただき、ウォーミングアップから歌い方の指摘など収録を支えてくれました。子ども達も緊張しています。いつもなら緊張がいやでワチャワチャしっぱなしになるところですが今日は集中が途切れない様子です。マイクとの距離感など不慣れな為か声が入ったり入らなかったりと苦労の末に収録が終了。
 
 
  
 
 休む間も無くダンスレッスン。なかなか全員が揃わず振り付けもままならずにいたが、今回でなんとか突き詰めることができた。
 
 ダンスの合間に稽古メモを確認。これまで以上に意見が飛び交うことになるが、見えていなかったものがいくつも見えてきた。1日を通してこれまでしてきたことをごっそり変える場面が多くまとまりきれていないことはあるが間も無く迎える本番への言い訳にはならないので、焦らず作り込んで行きたい!
 
 
  
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                    | 北原結人 / 鉋太郎 | 2019/05/12 |  
                    | 5/12(日) 
 今日の稽古は多くの人が参加できました。ですから、あまり稽古出来なかった場を稽古して、変更点などを確認しました。
 
 午前中は歌のレッスンでした。新しい朝のフリを先生に小鍛冶先生につけていただきました。その後、盗人心得のダンスを見ていただいたのですが、あまり面白くないというダメ出しをいただきました。その上で改善法を教えていただきました。表情を普段より、強く出し、一生懸命にやるとお客さんに伝わると言われました。この表情を強く出すというのは、この劇全体の改善点になり得るので、とても参考になりました。
 
 
  
 
 午後は役者で変えたい部分を話し合い、そのあと稽古でした。四場と五場の変更点を確認した後、二の三のかしらと弟子のからみを稽古しました。かしらと弟子のテンションを大事にして、一つ一つの行動にお互いの反応を付けたり、こういった感じに反応して欲しいといった、要望を相手役に出したりしました。この稽古で、二の三はとても面白くなったと思います。
 
 
  
 
 公開稽古まで、一週間。公演まで一月。だんだん、あと何日というのも減ってきました。ですから、気合いを入れてじっくり稽古をしたいです。季節の変わり目で体調管理も大変ですが「努力と根性」で乗り切りたいです。
 
 
  
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                    | 荒谷郁男 / かしら | 2019/05/04 |  
                    | 5/4(土)集中けいこ 
 集中稽古の初日。9時半からの体操・発声でスタート。
 抜き稽古(特定の場面を決めて)の後は、昼食・休憩をはさんで2回通し稽古をしまし
 た。
 かしら役の私は茂みに隠れていて、合図が出てから顔を出します。待っている間は緊
 張します。
 ト書きの「かしらは、突然歌をやめさせ、さっと茂みにひそむ。」の動き。「盗人心
 得 数えうた」を歌い踊っている途中で、かしらは、遠くから人が来ることを確認
 し、弟子たちに隠れるように命じます。この動きに嘘があってはいけない。本当に人
 がこちらに来ていることを確認する動き、弟子たちにしっかり伝える動きは、リアル
 でなければなりません。
 
 かしらが、「ぬすっとだあ、ぬすっとだあ。」の声にびっくりして逃げる場面。かし
 らは、草の中へ仰向けにひっくり返ると同時に大勢の子どものその声を聞きます。先
 ず、その声に反応して起き上がるだろう。それから、あわてて逃げようとするのでは
 ないか。ただ、段取りで動いているように見えると指摘されてなるほどと思いまし
 た。通してみて、ああ、ここはだめだ、動けない、作れていない、と思います。演出
 の指摘で気付かされます。
 
 
  
 
 2回目の通し稽古の前に休憩があり、準劇団員の癸生川さんのお母さんと古箭さんの
 お母さんに作っていただいたおにぎりを食べました。おいしかったです。ありがとう
 ございました。
 
 
  
 
 交流会では、竹の子をふんだんに使った良子さんのお料理をいただきました。劇の中
 で、村役人が「竹の子の刺身」をごちそうする場面がありますが、良子さんは、その
 竹の子の刺身も用意して下さいました。私は多分、初めてかも知れません。香りもよ
 く美味しかったです。ありがとうございました。
 
 
  
 
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                    | 川上 剛 / 釜右ェ門 | 2019/05/03 |  
                    | 5/3(金)共同作業 
 共同作業(スタッフ作業)もいよいよ終盤。この日、私は幕の色塗りをやりました。
 絵柄の稜線をなかなかキレイに塗れず…、苦戦しっぱなしです。なんとか幕の地塗り
 を終えると、今度は舞台袖の床を黒く塗る作業。普段はトンカンと、パネルや大道具
 を作る機会が多い私にとっては、塗る作業はとても新鮮でした。
 
 
  
 
 小道具はというと、劇中劇で使う差し金を作っており、操作性に優れ、デザインもと
 ても素敵な作りとなっています。
 
 
  
 
 衣裳作製、衣裳合わせも着々と進んでおり、今回の役に合った素敵な衣裳を合わせて
 頂きました。お客様に観て頂くのは勿論ですが、私自身、衣裳を着て演じるのが、こ
 れから楽しみです。
 
 
  
 
 何日にも渡って進めてきた共同作業で、けいこ場は、すっかり“花のき村”の雰囲気
 となりました。
 あとは、共同作業で作った装置、大道具、小道具、衣裳を使って、芝居の中身を深め
 ていきます。
 公演まであと1か月を切りました。本番が迫ってきましたが、一歩ずつ着実にレベル
 を上げ、公演に臨みたいと思います!
 
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                    | 細樅翔太  /  鉋太郎 | 2019/04/28 |  
                    | 4/28(日) 
 みんな共同作業でクタクタですが、本場の響きを追いかけて稽古は続くよどこまで
 も!今回は初めて通しを行うことになります。なにぶん今日から通すことになったば
 かりだから、へまをしないように気をつけないと。実際見えてくるものもあり、演技
 もさることながらそれ以外でも転換ができるのかということが多々ありました。演技
 はというとまだまだだなと感じました。演技力もあるが各々の感情にまとまりがない
 状態であり、これから掘り下げていきたいところです。
 
 
  
 
 午後には歌のレッスン。しばらくぶりで音を取れるかは不安です。歌のレッスンも終
 盤ということで振り付けの追加など仕上げに入り始めました。レコーディングまでに
 完成させていきたいですね。
 
 
  
 
 合間に通してみて気になったところを突き詰めていき、とても意味のある時間を共有
 しながら、最後に小道具作りを行いました。
 あっしも大工道具を片手に盗人根性を削っていきたいと思います。
 それじゃ、あっしはこれで・・・
 
 
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                    | 牧和彦 / 海老之丞 | 2019/04/21 |  
                    | 4/21(日) 
 午前は高橋先生のダンスのレッスンでした。
 準劇団員のダンスは大体の動きは完成しましたが、
 まだ表情が暗いということで、次回は表情が課題です。
 
 次は劇団員のダンス。
 こちらは盗人数え歌の、振り付けの細かい部分を詰めていきました。
 問題点はやはり表情と視線が下向きになるということです。
 表情が暗いと、見ている人が楽しめないし、下向きの視線では雰囲気が暗く見える。
 表情は明るく、視線は上向きに。
 これからの課題です。
 
 
  
 
 午後からは、全場を全てやりました。
 
 忘れていたミザンスを再確認したり、やはり細かい部分を詰めていきました。
 
 大体の流れは完成したのですが、ここで、何をしているのか、芝居が分かりにくい、
 という指摘。
 
 その際、私は意味のない動きが多いからではないか?
 シルエットで見せた方が、いいのではないか?
 と、意見を出しました。
 分かりにくい表現なので、この日誌の場を借りて、補足させてもらうと、芝居を記号
 化した方が、いいのでは、ということです。
 たとえるなら、盗人数え歌の振り付けの時に全員で片手を挙げた時にヒットラーに見
 える。私が敬礼のポーズを取ったら警察官に見える。手袋をはめる仕草は泥棒に見え
 る。そういったことです。
 演技を様式に、してしまった方がいいのではないか、という意味です。
 
 夜は小道具作り、皆で道具箱を作ったりしていると、段々形になっているという実感
 が湧いてきます。
 
 
  
 
 残された日数で、演劇の完成を目指して、頑張ります。
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                    | 鈴木詠翔 / 角兵ェ | 2019/04/14 |  
                    | 4月14日(日) 
 この日は朝から歌とダンスのレッスン。
 高橋弘子先生のユニークなアイディアで振付や動きが決まっていきます。
 
 最初は子供たちのシーンからということで盗人役の大人たちは二階の衣装部屋へ。
 
 そこでまず、まだ5人揃ってやれてないセリフの読み稽古や、ミザンスの確認などを
 行います。
 
 今回の「花のきむらと盗人たち」は<盗人(ぬすひど)>という言葉があるようにドロボ
 ウが主人公のお話。
 
 私の演じる角兵ェちゃんは5人組のドロボウの中で一番若く、越後(現在の新潟県)発
 祥の角兵衛獅子の芸人だったという人。
 
 角兵ェちゃんの役作りで今一番苦戦しているのは「若さ」と「感情移入」
 今まで実年齢と同じかそれ以上の役柄が多かったので、角兵ェちゃんの若さをセリフ
 まわしと動きで表現しなくてはなりません。
 
 角兵衛獅子はもともと10歳から12〜13歳の子供がやる獅子舞芸の1つ。
 つまり、本来なら角兵ェちゃんは12〜13歳くらいの設定年齢。
 
 しかし、12〜13歳となると声の高い子もいれば低い子もいる、色々なところで矛盾が
 広がるので私は思い切って「15〜16歳」に設定。
 
 それでも若さを表現するのはなかなか難しいですね。
 
 私は若さや純粋さを引き出そうとすると声を潰しがち。
 沸騰したお湯の湯気に例えるなら、お鍋から天井に向かって勢いよくたなびく湯気に
 蓋をすることで湯気がモヤモヤとなるのと似ています。
 
 声を潰して出すと客席の奥まで声が届かないので、今度は感情移入に重点を置いてみ
 ます。
 すると、声は大きく出せても、どうもおじさん臭くなるので、そうなるとどこまで年
 齢を意識して、どの辺から感情移入に重きを置けば良いか。
 
 稽古の度に毎回パターンを変えて挑戦しています。
 
 
  
 
 子供たちの振付が終わるといよいよ盗人たちのシーン。
 物語の冒頭にある「盗人心得数え歌」は荒谷さん演じる「かしら」が定めたその名の
 通り盗人としての心得や決まり事、約束ごとを歌にしたもの。
 
 高橋先生のユニークなアイディアが次々と振付へと反映されていきます。
 
 また、この時から盗人5人は草履を履いて練習。
 地下足袋は履いたことはありますが草履は初めて。はき心地が新鮮ですね。
 
 ダンスが終わるとすかさず5場の稽古。
 
 その後ようやく休憩を挟んでから、4場・8場・1場→2場→3場の順に通して稽古。
 
 4場は2場でそれぞれかしらに叱られた4人の弟子が揃って村の様子を伝えるシーン。
 
 何度も途中でリテイクを繰り返して細かい改良点を加えていきます。
 
 4場が終わると8場。
 ここは物語のラストシーン。
 盗人からそれぞれ角兵衛獅子、鍵屋、釜職人、大工の人間へと戻り、人の暖かさを胸
 に朝日を浴びてそれぞれの人生へ歩み出すというところ。
 
 このあたりはお客さんを1番感動させられる(かもしれない?)大事なシーン。
 
 「どうやればお客さんは喜ぶかな?」
 「ここはこう演技したら感動してくれるかな?」
 
 そう言った「お客さんがどんな反応を示してくれるか」を考えながら芝居を作るのも
 ある意味で役者魂が問われると言っても過言ではないでしょう。
 
 それらが終わると今度は1場から3場まで通して稽古。
 
 1場は盗人5人が花のきむらを訪れ、それぞれの持ち前の個性を紹介したのち村に突入
 するシーン。
 
 それが終わると作中もっとも技術を要する角兵ェちゃんとかしらの2人で絡むシー
 ン。
 
 角兵ェちゃんは角兵衛獅子の芸人だったので芸や舞台、そして綺麗な花や笛の音色、
 他の人のお芝居に目がないという天然な一面があります。
 そのド天然さを追求しながら、若さと感情移入をうまく調和させる。
 もっとも技術力が試されるシーンです。
 
 でも、それと同時に個人的には1番好きなところでもあります。
 
 去り際にかしらに「とんまめが!」と叱られる時は気持ちいいですね。笑
 
 本番まであと2ヶ月。
 トンマで天然な角兵ェちゃんになれるかどうか。
 日々挑戦と技術力向上に取り組んでおります。
 
 
 面白くて楽しい。短すぎず長すぎず。
 なんだか最後にホッとする。
 
 そんなホンワカした「花のきむらと盗人たち」は何回見ても楽しいですよ!
 
 皆さんも是非1回だけではなく2回・3回と会場に足を運んでくださいね!
 
 
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                    | 北原結人 / 鉋太郎、村人 | 2019/04/07 |  
                    | 4月7日(日) 
 今日は人が少ない中での稽古となりました。ですが、それが悪いと言うわけでは有り
 ません。6日に決まった、4場と8場のミザンスの確認を朝からみっちりとやれまし
 た。鉋太郎と海老乃錠しかなかったのでその2人のキャラクターの動きを細かく考
 え、変更する事も出来ました。
 
  
 
 午後は子供の稽古でした。今まで、大人と子供の稽古は別れていたので、全然動きと
 かを知りませんでした。結構複雑でこれ覚えるのは、すごいなぁと感じました。
 
 その後歌の稽古でしたが、歌の低いパートがとても難しく、全然歌えませんでした。
 その時、先生に言われたのが慣れる事と、メロディーとハモった時にどう響くかを想
 像すると良いと言われました。
 
 その後、衣装を合わせました。衣装のイメージが頭に入ると、グッと本番が近い様に
 感じます。まだ、自分の演技にしっくり来ない所もあるので、そのズレを突き詰めて
 いきたいです。
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                    | 清水 恵 / 竹笛の女、子牛 | 2019/03/31 |  
                    | 3月31日(日) 
 春ですねぇ。
 皆さんいかがお過ごしでしょうか。
 花粉症ではない、と言い聞かせながら、目のかゆみと戦っているしみずです。
 
 
  
 さて、今日は待ちに待った!レクの日。朝早くから集合し、4台の車に分乗し、向か
 うは服部牧場。
 牛やひつじ、馬、ミニブタ、犬…様々な動物たちが迎えてくれます。
 
 
  
 みんなで乳搾り体験をして、ソフトクリームを食べ、牧場を満喫し、愛川公園に移動。
 キレイに咲いた桜の下でお弁当を広げました。
 いつもより食が進むのは気のせいでしょうか。
 
 
  
 そして、恒例のゲームの時間。
 今回は、お芝居を意識して、どろぼうと警察(通称ドロケイ)をやりました。必死で逃
 げ回るどろぼう。追いかける警察。こういうときは大人の子どもも関係ありません。
 全力で原っぱを走り回ります。あえて捕まって、牢屋で休憩している人もいます。い
 けませんね〜。
 くったくたになりつつも、アスレチックへ行き、さらに遊びます。
 小学生たちも、明日から中学生、という子どもたちも、ずいぶん前に小学校を卒業し
 た人たちも…。
 こんなに必死に遊んだのは、久しぶりです。
 誰よりもはしゃぐ大人たちなのでした。
 
 この雰囲気がお芝居でも出せるといいですね。
 このメンバーでいい舞台を創ろう!
 そんな決意を新たにできたレクでした。
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                    | 川上 剛 / 釜右ェ門 | 2019/03/24 |  
                    | 3月24日(日) 
 この日の朝は、歌のレッスン。小鍛冶先生から、歌い方のアドバイス、ご指導を頂きました。歌うときの表情がとても大事だと言われていました。
 確かに、歌自体は明るい歌でも、歌っている人が暗い顔だと、明るくない、楽しくない、という印象を与えてしまいます。
 歌だけでなく、今回の芝居は表情を豊かに、と演出からも要求されています。
 確かに今回の芝居は、盗人のかしらと弟子たちのやり取りが多く、今まで以上に、セリフを言う、聞くときの “表情(反応)” を作ることで、やり取りが面白くなるのではと思います。
 また、例年の児童劇は、公会堂でやっていましたが、今回はけいこ場での上演となります。客席との距離が近いので、表情に注目がいくことも多いかと…。
 逆に言えば表情を使ってお客様に対して表現出来ることもあると言えますね。
 
  
 さて午後は、台本を持ちながらの半立ちけいこ。
 村の子どもたちと盗人のかしらのシーン、盗人たちが村役人の家を訪ねるシーン、盗人登場シーンをそれぞれけいこ。
 動き(次はどこに、誰が動く)を試行錯誤しながら、創りあげていきます。
 各人がそれぞれ動きの確認をしていました。今は動きの確認で精一杯ですが…、今後は、盗人たちの関係性や、それぞれがどのような思いでそこにいるか、を深めていければと思っています。
 
  
 いよいよ、台本持たずの立ちけいこに突入します。頑張ります!
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                    | 荒谷郁男 / かしら | 2019/03/17 |  
                    | 3月17日(日) 
 三場の読み稽古から始まった。かしらと子どもたちのやり取りの場面がある。かしらの役は私で、子どもたちは準劇団員たち。
 すぐに、動きを入れての半立ち稽古。子どもたちの「ぬすっとだあ」の声にびっくりして慌てて隠れる場面は、どう逃げてどう隠れるかをしっかりイメージできていなかった。しかも、かしらの年齢設定は、40代前半から後半だからもっと敏捷でなければはならないだろう、と思う。
 
 
  
 
 午後は先ず、高橋弘子先生によるダンスのレッスン。「盗人心得 数えうた」も楽しい歌だ。かしらも立ったり座ったりの動きだけではなく、新しい動きが入った。歌いながら踊る。高橋先生から、出だしのひぃ、ふう、みぃなどを大きく強くはっきり歌ってほ
 しいと注文された。
 続いて、一場の半立ち稽古。ほぼミザンスができていたので、台本に動きを書き入れてから稽古に入ることができた。
 
 
  
 
 第一声の「うーん」を百倍、千倍の大きさで言うことを演出の佐藤さんから言われた。劇が始まる最初の声が、しょぼいのでは雰囲気が出ない。意識しておかなければならない、と思う。
 釜右ェ門、海老之丞、角兵ェ、鉋太郎、と呼ぶ時が暗い。もっと期待感を持って明るく呼ばなくては、と指摘を受けた。
 一場の最後のかしらの台詞「昨日までは、ひとりぼっちの盗人であったが、今日は初めて盗人の親方というものになってしまった。だが、親方になってみると、これはなかなかいいもんだぞ。仕事は弟子どもがしてくれるから、こうして待っておればいいわけである。」は、メッセージ性を持ってしっかり伝えてほしいと言われた。かしらは、ずうっとひとりぼっちだったのであるが、初めて親方になった喜びももちろん、あるだろう。台詞をさらに読んで読んで、さらに想像してイメージを確かなものにしなければならない。
 30日から立ち稽古に入る。台本は持てない。台詞は覚える。かしらの台詞は多いががんばろう。
 
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