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3/19(日)けいこ・ダンスレッスン
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2023/03/19
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鈴木詠翔:報道記者・町の人
皆さんこんにちは。 劇団ひの動物会議専門報道官の鈴木詠翔と申します。 今回、ひょんな事から動物会議なるものへと派遣された訳でありますが、今日はここ日野市で動物会議に関する重要な話が聞けるとの情報を聞きつけ、私も劇団「ひの」の稽古場に足を運んでまいりました。
というわけで、改めまして、報道記者役の鈴木詠翔です。 今日はいつもと違ってまず午前中に個別稽古を実施。オスカル・アロイス・レオノーラを中心とした稽古でこの3人は、動物会議でも重要な立ち位置にいる役柄なので細かいところまで話し合いが行われます。
その後は日野ニュースさんから取材を経ていよいよ午後にはキャストの9割が集合。これまで個別にやってきた部分を再度頭から通して稽古します。 私はなるべく台本を手に持たず、その場で身振り手振りを加えながら舞台上での動きを想像しながら稽古。 報道記者って意外と難しい立ち位置で、動物や子供たちのことに理解は示すけどあくまでそれを報道官として大人たちにリポートするのが役目。 つまり、動物たちとどう接すれば良いのかが非常に難しい役どころでもあります。 ただ、その難しさは言い方を変えればいくらでも良いものを生み出せるということ。
最初は動物たちのこと、子供たちとのこと、彼らとの距離感に不安がありましたが、以前個別けいこをした際に演出の佐藤さんから絵本のイラストを見せてもらい、そのイマジネーションを掴んでからは私の報道記者の立ち位置が少しずつ分かってきて、それを今日は頑張って取り入れました。 あとはセリフを覚え込み、身振り手振りで動物会議たるものの実況を出来れば完璧かな??? あともう一息だ!!!
通し稽古が終わったらダンスの練習。 「勝利の歌」「ズダチュー」「聞こえますか」の3曲を主に練習。 小鍛冶先生の百戦錬磨の技が光ります。 「勝利の歌」はほぼ一から振り付けを実施。 この歌はリズムが特殊なので振付も独特なテンポなものに。しかも動物たちと人間とで振付も異なるのでみんな各々に動物チームと人間チームで振付を確認。 ダンスというのは音楽と振付が身体に入ってないと上手くこなせないので、歌を口ずさみながらやる人、メロディーをハミングで歌いながら確認する人、各々のやり方で振付を取り込みます。
「ズダチュー」は少し出来上がってるものを再編したり訂正したり、ネズミのシーンなので振り付けが細かくテンポも早いので私を含め全員四苦八苦。。。 やっぱり早い動きはスピードに身体が乗らないとついていけません。
「聞こえますか」は出来上がってる振り付けに細かい修正や改訂を加えていきます。 歌も上手いし踊りも多彩な小鍛冶先生によって次から次へとユニークな振り付けが生まれます。 私は、、一応ダンサーが本職なものですから、振り付けを覚えたらあとは一人で黙々と確認。。 不安なところはお互いに聞いて確認し合い、演出の佐藤さんから注文が入るとその都度動きの組み合わせや列の並びなどが変わり、みんな真剣に確認また確認。 私も分かるところは解説して、分からないところは確認してと与えられた振付を身体に取り込みます。
★写真4(詠翔くん2)
そして今回はなんと!この「聞こえますか」では私と優里香さんのダンスのソロパートがあるんです!
これはもうダンサー冥利に尽きますね。
どんな振付なのか、何をやるのかは観てのお楽しみ。 私のプロのダンサーとしての本領発揮です!
ダンスの全体練習が終わったらソロパートをひたすら小鍛冶先生と優里香さんの3人で自主練習。 「良いもの作ろう」「お互い頑張ろう」とお互いに激励。同じソロパートを踊る優里香さんと短いけれど良いものを作り上げたいですね。
子供も楽しめる、大人にもメッセージ性の強い今回の作品は、ただ動物たちが獅子てんやわんやする作品ではありません。
紛争や貧困で苦しむ子供たち。 差別やいじめで苦しむ子供たち。 そうした、今のこの2023年の地球全体が抱えるありとあらゆる問題に対して、どうすれば良いのか?何をすれば良いのか?という考えさせられるシーンもたくさん登場します。
今回はいつもの児童劇とはひと味も二味も違う要素が満載!
50周年の節目に、劇団の歴史の1ページに残る極上の作品を目指して、演出家・役者・スタッフ一同はまさに全員一丸となって真剣勝負に明け暮れています。
劇団ひのの創立50周年記念に贈る最高の作品『動物会議』 皆さん、乞うご期待くださいませ!
以上、報道記者の報告を終わります。 本日の稽古日誌は劇団ひの動物会議専属報道官 鈴木詠翔がお伝えいたしました。
皆さん、劇場で待ってます!
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