けいこ日誌
~セロ弾きのゴーシュ~

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4/7(日)けいこ 2024/04/07

表美子 / 野ねずみ・かっこう・楽手(ホルン)・語り手

今日は、午前は、梅津先生指導のもと、劇中で歌う6曲の歌の練習をしました。歌詞をしっかり歌うこと、子音が溶けないようにすること、音を合わせていくことを学びました。

4/7(日)けいこ


午後は、池上洋通さんを講師に迎え、「セロ弾きのゴーシュ」のことをみんなで学び合うをテーマに学習会を持ちました。賢治は、有名な童話作家ですが、とても素朴で農民のことを考え、自らもそこに身を投じたりし、農民芸術も花開かせたいと願いました。
東北岩手では、今でもみんなに愛され続けています。そんな賢治が音楽も大好きで、ベートーヴェンに影響を受けたことなどが話されました。人としてどう生きるか苦悩し、「人間と自然との関係が豊かにならなければ幸せになれない」との思いが交響曲第6番田園を作ったこと、そこに賢治が魅了され、共感していったことが、「セロ弾きのゴーシュ」のベースになっていることがわかりました。

4/7(日)けいこ


そういえば、私が20年近く前に新潟県十日町地方で開催された大地の芸術祭「越後妻有トリエンナーレ」を見にいった時に芸術って大地に根差した農民の中にこそあるんだと、思ったのを思い出しました。
学習会では、宮沢賢治の遺した言葉の数々が紹介されました。またベーtーヴェンの「田園」の第2楽章の一部に賢治が歌詞をつけた「弓のごとく」という歌があることも知りました。家に帰って聞いてみましたが、とても優しい素敵な曲でした。池上さんから「セロ弾きのゴーシュ」でどんな世界をつくるのかという課題もいただき、私なりに考えてみようと思いました。まだまだ咀嚼(そしゃく)されてませんが、指摘を受けてより深めていこうと思いました。

さて学習会後は、仮の舞台で動きの確認などをしました。今回の公演で、私はカッコウor親ネズミ(ダブルキャスト)の他、楽手(ホルン)や語り手などもやります。この春、風邪をひいて喉が本調子でなく、遅れをとってしまいました。今やっと回復してきています。杉花粉の季節も終わって、春本番!気持ち良く全快!全開!といきたいものです。奥深い宮澤賢治ワールドをお楽しみに!


* P diary 1.14 *