|
12/11(土)「椿の木」けいこ
|
2021/12/11
|
榎本光雄:海蔵の役
けいこの前に、小道具の準備の話から始まる。最低限必要としで出された品物の担当を決めていった。
また、衣装や背景の布など今回も良子さんの協力も得て、いよいよ1週間後には仮録画がある。
けいこでは役柄の心境、この台詞を言うときはどんな気持ちだったのかを探っていく。
海蔵と母親との会話を演じながら私が驚いたことがあった。
ある老人が亡くなることで得られる自分の欲望。それを母親に知らせるシーン。
そこで、自分の中だけで喜ぶ演技と相手(母親)にかける演技が2つ存在したこと。台詞の言葉、心の中は同じなのに違った表現ができる。
面白いなと感じた。
今回の公演「牛をつないだ椿の木」では大きく7つの場面がありそれを細かく49のシーンに分けられている。
興味深いのは原作には存在しないシーン。ん?
実はあるシーンとの間にはいくつかマイムと呼んでいる台詞なしの場面がある。
もちろんその表現には根拠がなければならないので、それを考えるのも大変な作業だが出来上がってくると、相手とのつながりが深く見えてきてこれもまた面白い。
公演を観ていただく方々に楽しんでもらえるように頑張ります!
|
|