母親が赤ん坊を殺しても、仕方の無かった時代なんて悲しいね。 母親が赤ん坊を殺したら、キチ○イと言われる今は平和な時。 何人もの人を殺した男がいる。 掛替えのない命を奪ってしまった。 次はこの男が殺される番だ。 掛替えのない命が奪われてしまう。 国と国とが争わなければ平和にならないのだろうか。 同じ様にビートルズを口ずさんでいる若者同士が血を流し合って。 真実は一つなのに、どちらが真実なのかが解らない。 しかも真実が正義とも限らない。 人の心の中にある矛盾や立場の違いによって生まれるどうしようもないもどかしさを「天秤計り」に掛ければ、重たい方に傾くはず・・。
雪解けした春の田んぼに投捨てられた赤ん坊の凍死体。 農作物を盗んだ一家が、泣き叫ぶ妊婦や幼児も関係なく村人達に生埋めに。 七十になった村の年寄りは、息子に背負われて楢山まいりに向かい死を待つ。 貧しい村が存続するための厳しい習わし「口減らし」。 一口減れば、赤ん坊は殺されずに育てられる。
そういえば、東條英機は、A級戦犯として4月29日(昭和天皇の誕生日)に起訴され、12月23日(現天皇の誕生日)に絞首刑に・・。 天皇も重い十字架を背負っているんだなぁ〜。
とても感動しました。 物語は前に読んだことがあるので知っていたのですが、 泣いてしまいました。 沖縄の情景もすばらしく、いつか、 この物語を 携えて沖縄の海を見に行きたいと思いました。