けいこ日誌

劇団ひの第83回公演

銀河鉄道の夜

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けいこNo.28
2011/09/18(日)

清水恵 ジョバンニ役

うわっ!すごーい!」
けいこ場に入ると装置がどーんとたっていました。
もう完成間近ですね…おっと。見とれてばかりいられません。けいこ、けいこ!

今日はまず歌のけいこから。
なんと讃美歌をドイツ語で練習。発音を福士さんから教えていただきながら、音もとりつつ…ムズカシイですね。
ドイツ語の発音は“かたい”のが特徴なんだそうです。
一生懸命真似しているつもりなのですが、なにかが違う。時間がかかりそうです。
その他の歌も関野先生のご指導のもと練習しました。

その後半立ちけいこ。
今日はたくさんの人が登場するシーンを確認しました。

そして、ダンス。
二つの曲に振りがつきました。
高橋先生が踊るとカッコいいのに何で同じようにならないんだ?
繰り返し練習するのみですね。

先週は秋の集いでした。
浅井さんの朗読と佐々木さんのキーボード演奏。そして、三上さんのお話。
宮沢賢治や銀河鉄道の夜について深めることができました。
これを手がかりに自分の演技も深めていきたいです。
もっとステキな銀河の旅になるようがんばります!


*秋のつどい

けいこNo.25
2011/09/04(日)

佐藤良子 影・百姓役

10時からジョバンニと影、影ほうしたちが汽車になるダンスの練習。台詞をいいながらダンスの振りを覚る。

舞台は円型で狭い、客席は円形舞台の周りを取り囲んでいる。客席の中に花道がある。稽古場ならではのレイアウトだ。

稽古場公演は毎回舞台、客席のレイアウトが違うのも見ものです。でも、本番に雨降らないでと願います。だって舞台裏も狭いので移動するのに窓から外へ出なくてはならぬ時もあるのです。

さて、午後は歌の稽古、芝居の稽古とハードに1日が終わりました。

共同作業No3
2011/09/03(土)

少しだけ暑さが和らいだ中での共同作業。今日も1日頑張りました!

作業場に着くと、いつものごとく分担作業が始まりました。
私の最初の仕事は椅子の座るところの固定作業です。固定作業にはネジを入れる機械を使います。久しぶりにその機械を使うので、懐かしいなぁと思いながら作業を開始。…黙々と作業を進めていくうちに、以外とネジを入れる作業が難しいことに気付く。そして、機械の重みで私の手がぁ…

そんなこんなでランチタイム!
なんと劇団員お手製のいなりずし!!
今回、作るのが初めてだとか…わくわくしながら、食べてみる…うまい!
今まで疲れていたことを忘れるぐらい美味しかった。今日来て本当に良かったと思います。

作業が再開して、ネジの固定作業が終わると、椅子のやすりがけを始めました。やすりがけをしないと、ザラザラして痛いのでこれも大切な作業です。念入りにやすりがけをスタート。やすりがけをやったのは中学生以来のような気がします。ツルツルになっていくのは気持ちいいのですが、これも意外と体力を使いますね。今日1日で手にマメが出来るんじゃないかというぐらい手を使いました。いやぁ、頑張りました!

ということで来週も頑張ります!!
ちなみにマメは出来ませんでした。

共同作業No2
2011/08/17(水)

共同作業も後半に入りました。

今日の共同作業は、汽車の座席の試作作り、仮面の仕上げ、かつらの細工、烏瓜の制作、衣裳などを作っていきました。

私は汽車の座席を作りました。一から作るということで木材を切るところからスタート。何しろ、物を一から作るなど、あまり経験をしたことがない私です。蚊に血を吸われながらも、作業を続け、ついに座席が完成しました!

完成した座席を見たら、少し感動しました。一から何かを作ることって大変だけど、いいことですね。

物を一から作ることの有意義さを感じた今日の共同作業でした。

暑い日が続きますので、体調管理には気をつけていきましょう!

共同作業No1
2011/07/30(土)

今日から共同作業(みんなで装置や衣裳や道具の製作をする)が始まりました!

けいこ場とロビーを片付けたあと、それぞれが分担し、協力しあって作業を進めて行きました。
私はプレハブ倉庫から道具を出すお手伝いをしました。夏の暑い中、汗を流しながらの共同作業…大変でしたが、とてもやりがいがありました。

お昼はみなさんで、おそばとうどんを食べました。暑い中の冷えたおそばやうどんはとても美味しかったです。

その後も、作業を続行。背景パネルとその下絵を作ったり、円形舞台の土台を作ったり、小道具で使う仮面、からすうり、お饅頭を作ったりして、みなさんがそれぞれ奮闘していました!

夕食はマーボー豆腐ならぬマーボー大根をいただき、これまたとても美味しい!
多く焚いていただいたご飯を残さずみんなで食べました。働いた後のご飯のおいしさを実感することができました、感謝です。

以上、初日の共同作業でした!

※左から円形舞台の土台、円形舞台、小道具作り

けいこNo.21
2011/07/17(日)

桜井健助 鳥捕り・老婆役

7月10日から始まった立ち稽古。台本を片手に、床にしるされた装置図にしたがって役者が動く。ダンスもひとつ姿を現しました。演出の佐藤氏の眼が厳しく追う。机上のイメージを舞台空間に具現化する。平面プランから脳裡に描いた構成から目にみえるかたちへ。そこには思いどおりの絵に仕上がる場面ばかりではありません。いくつかの壁が立ちふさがります。物理的な場合も気持ち的な場合もあるようです。もちろん新しいひらめきもあります。

本読みでは気づきもしなかったことが立体化されることで、道理に合わない箇所、役者が腑に落ちない動きなどが現れます。役者にとって納得できないところは、この段階で演出家との意思の疎通をはかる必要があります。しかし思いのほか、これが難しいものです。役者が遠慮しがちになり、あとあとまで疑問をかかえてしまい中途半端な結果になってしまいます。

立つことで台本のセリフの意味を新しく発見することも少なくありません。相手の表情や距離感が加わることが芝居に近づきます。そして装置、小道具、衣裳やメイクにも検討する事項がみえてきます。それぞれに創造する苦しみとよろこびが生まれる過程です。稽古を終えたあともメイク担当者と演出家との打ち合わせが続けられました。

なでしこジャパンが、あきらめない精神で金メダルを獲得。わたしたちも感動をあたえられる舞台をめざして一歩一歩あゆみます。

けいこNo.19
2011/07/10(日)

監物勝宏 学者・車掌・巡査役

今日は、雲一つない晴天の日だった。中国地方(日本の)などでは、梅雨が明け、昨日は高校野球の広島大会で球児が熱中症で8人も倒れ、試合を続けることができなくなったという。しかし、劇団のけいこ場の中は、クーラーがきいていて涼しかった。

まずは、準劇団員が到着して、発声練習が終わると、関野先生の歌のレッスンからスタートだ。さすが何度も練習してきただけあって、皆、少しずつ上達してきている。しかし、ソプラノ、アルト、バスの各パートが合わせて歌うと、お互いに影響し合って、まだ他のパートにつられてしまう。最も、難しい最後の難関だ。必ず、克服してみせるぞ。
  
歌のレッスンが終わると、けいこ開始。今日は、先日の水曜日に舞台の配置をテープで貼って分かるようにしていたので、それに従って、初めての立ち稽古。ダイジェストで、一通りすべてのシーンを初めて通した。まだまだ課題はあるが、今回の舞台は一つだけではなく、いろんな場所から人や様々な仕掛けが登場する。まさに、プラネタリウムで味わう様な360度のパノラマの世界を観に来て下さるお客様と一緒に味わうことができるのだ。

この様な最高の舞台で、最高の演技を演じることができる私たちは、全宇宙でナンバー1のツイてる役者だ。(これからは、宇宙規模の発想が必要。)宮沢賢治のふるさとの人たちに、復興の勇気を与える為にも、ぜひ頑張って最高の舞台を創ろう。

けいこNo.17
2011/07/03(日)

表美子 先生・カメラマン・助手役

午前中は、事務局活動とスタッフ会議。
私は、小道具係の打ち合わせ。
「銀河鉄道」の世界で出てくるものは、銀河の物質でできている。
(地球のものは、地球の物質でできているように)
佐藤さんの注文は、限りなく透明に近い…とくる。
今、構想中です。乞うお楽しみ!(うまくできるかな?)

さて午後は、体操、発声、そして読み稽古。
そして、劇団員で分担して調べた課題(創造課題)の発表。
レポートは、全部で26頁にも及ぶ。

ところで、かしまし女性4人組(磯崎、榊原、清水、表)は、28,29日、賢治のふるさと花巻まで行ってきました。
強行スケジュールで賢治の足跡、銀河鉄道の世界を追っかけました。まだその余韻が残っています。
お土産の銀河クッキー、ドロップ、キャラメル、かりんとうに、絵はがき、写真など広げ、わいわいやっていました。
花巻旅行を皆に伝え、イメージをふくらませ、暑い稽古場で燃えるつもりでいます。
また、暑い夏、もう少し、宮沢賢治の小説を読んでみたいと思っています。さあ、宮沢賢治にはまるのだろうか?

※左から表さん、宮沢賢治資料館前、童話村の写真

けいこNo.15
2011/06/25(土)

榎本光雄 灯台守・博士役

劇団「ひの」には5年ぶりになります、榎本です。
梅雨の最中、天気予報では「涼しい一日」のはずが、今日もなぜか暑い! 
準劇団員たちもめげず元気に稽古場に集合した。

~13時から歌のレッスン~
  関野先生から、「歌う」の語源は「訴う(うったう)から来ているとのお話があった。
  歌も演技と同じく相手に伝えることの難しさがあり、楽譜を読むことが苦手な私ですがこの、訴う(うったう)を胸に日々練習に励みたい。
  ちなみに私は歌うことで、その歌の世界に入ることが好きです。

  まずは発声練習。先生の言われる呼吸法や発声法は演技でセリフを伝えることに通じます。
  発声練習のあとは劇中歌を使っての各パートごとに分けての練習。
  私はどうしても、のどに力が入ってしまい咳き込むことがあり楽に発声できることが課題である。準劇団員のなかにはまだ声がでてない団員がいるようだがこれからだ。 私も含めがん
  ばろう!
  
~15時から台本の本読み稽古~
  14:50からシーン17、18を準劇団員を中心に、準劇団員の解散後の17:00からはシーン13、14、15が行なわれた。
  「セリフのテンポが全体的に早い」との演出から指摘があり、ト書きやセリフを読み直し「何を言わんとしているか」の解釈が進められた。
  
  感動について・・・。
  私の演じる「灯台守」は演技の中で時折、感動の声をあげる。
  私の普段の生活で、どれほど感動があるだろうか。
  
  『感動』を用語辞典で引くと「ある物事に深い感銘を受けて強く心を動かされること」とある。
  
  特に大人は、経験済みの事柄が当たり前になり感動や発見の連続はなかなかむずかしいようだ。
  後悔しない充実した日々をおくる為に、少しの感動をも見逃さない意識や行動をしてみることが必要なようだ。
  そんな気持ちにさせてくれた一日でした。
 
  「銀河鉄道の夜」の灯台守に出会い、ここでひとつ私も感動の雄叫びをあげてみましょうか!!
  
  これからも皆さん、よろしくおねがいします。

けいこNo.13
2011/06/19(日)

磯崎百合子 母さん・看護婦・助手役

久しぶりの稽古日誌だ。梅雨の合間の蒸し暑い一日は、午前中のスタッフ会議からだ。話しあいも大詰めに、ちかづいている。邪魔にならぬよう、掃除を少しした。

お昼を過ぎると、準劇団員がにぎやかに、やってきて活気づく。まずはダンスの基礎訓練だ。高橋先生はあの細いいや、締まったからだのどこにあるのだろうかと、いつも不思議に思うエネルギーで、レッスンがはじまる。身体のかたさ、不器用さにうんざりするのはいつものこと。そして自然にいつのまにか、ダンスに入っていく指導力はみごとだ。きついが終わった後は身体が軽い。

さて、おいしい貫井家のメロンに舌鼓をうった後、読み合わせ稽古にはいる。今日は集中稽古日なので、劇団員は全員参加だ。S11、銀河のお土産だ。子供たちは一体どこからきたのか発表があった。スリランカ、イラク、アフリカ、コンゴ、ロシア。なるほど、どこも悲惨な紛争があったところだ。私が小学校の頃はまだ戦争がみじかだった。まだ爪痕も残っていた。でもびっくりしたのは、みんな本当に知らないのだ。戦争、紛争はまったくべつの世界のことなのだ。それは喜ぶべきことなのだろうが、なんか複雑な気持ちになった。

さて今回の劇で私の役は四つだ。忙しくなりそうだ。そして、お母さん役も、看護婦さん役も、今までになく、上品でしっとり演じることを要求されそうだ。もっとも苦手なことにトライ! !

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