けいこ日誌

劇団ひの第83回公演

銀河鉄道の夜

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けいこNo.48
2011/11/26(土)

下平由美 カムパネルラ役

いよいよ銀河鉄道出発の時がやってきました!!
出発前の最終点検です。
照明、音とのきっかけあわせ。
転換(お芝居の場面を変えるためのセットの移動)けいこ。
そして、役者同士の最後の呼吸を合わせます。
いよいよ出発1時間前・・・。
役者達は、化粧をし、衣裳を着て舞台裏へ。
スタッフは客席を整え、お客様をむかえる車内清掃。
30分前・・・
「客入れします」
それを合図にみんなで円陣を組みます。
「ぎんが!ぎんが!ぎんが!ファイト!!!」
初日の幕が上がりました。
銀河鉄道はたくさんのお客さんを乗せてけいこ場
を出発しました。
本当の幸せを探しに。
ご乗車いただきましたみなさま
そしてこれからご乗車されるみなさま
「本日はご乗車いただきありがとうございます。
では切符を拝見致します・・・」

-きみの切符は明日へのパスポート-

初日を終えて外に出ると、夜空にはきれいにオリオン座が
輝いていました。

*カムパネルラ 北十字

けいこNo.47
2011/11/23(水)

清水恵 ジョバンニ役

寒いですね。
気がつけばもう11月…今年も残りわずか。
春に始まった「銀河鉄道の夜」のけいこも今日で最後です。

先は長いぞぉ。
まだまだある…なんて思っていたらあっという間にすぎてしまった気がします。

公演直前の祭日。ほとんどの役者が集まりけいこが始まりました。
最後までこだわって良くしていこうというみんなの気持ちがけいこ場をあつくさせます。

子どもたちも自分達の場面をもっとこうしようと話し合っています。
負けてられません。

照明や音響などのスタッフの皆さんも連日遅くまで打ち合わせや作業をされています。

こうやってそれぞれのあつい想いでこのお芝居は創られています。
そんな想いを皆さんに届けられたらと思います。
ぜひご来場下さい。
お待ちしています。

いろんなことがあった1年でした。
こうやって舞台に立てることに感謝して。

*恵さん

けいこNo.44
2011/11/13(日)

桜井健助 鳥捕り・老婆役

公演までの稽古も少なくなりました。

抜き稽古、通し稽古。教室の装置は机が省かれシンプルな場面に変わり、物語の主人公ジョバンニをとりまく生徒たちの表情が鮮明に表現されます。

銀河鉄道に乗り合わせた看護士、カメラマンなどの人物像をどのように捉えかたち創るか、ジョバンニの挿入部の描き方、準劇団員には臆することなくはつらつと元気に演じることが指示、検討され一歩ずつ進化しています。

音響の西島氏との調整も行われました。この効果は大なるものがあり、私たちは西島マジックとよんでいます。

まだ照明は整っていませんが、これが出来上がれば美しい場面が多く生まれるだろうと、せまってくる公演に弾みをかけたいと思う一日でした。

*桜井さん

けいこNo.42
2011/11/6(日)

監物勝宏 学者・車掌・巡査役

公開げいこが終了してから、初めての準劇団員を交えた日曜日のけいこである。
まず最初は、公開げいこのときには間に合わなかったプロジェクターを初めて使用した授業のシーンからである。

公開げいこは、100%本番でお客様に見ていただくことを想定して演じなければならないが、それでも私を含め、誰もがそれなりのミスがあった。
今日は、それらのミスを修正しながら、また新たに発見した問題点に改良を加えながら、けいこした。
私も前回失敗した箇所の回転台を回す練習を3回もさせていただき、以前からあった不安を完全に吹き飛ばすことができた。
あとは、私たちがどれだけお客様に印象づけられる芝居ができるかである。一つ一つの演技をきちんと丁寧にやり抜くことが芝居全体の評価を決める。

「劇団ひの」以外の子供たちにとって、「四次元」とは、恐らくドラえもんのポケットの中という、何なのかよく分からないものというイメージが強いだろう。
今回の公演を見た子供たちには、「四次元」とは、「劇団ひの」が作り上げた銀河鉄道が走るサファイアやトパーズが光り輝く希望に満ちた世界であると、はっきりと言ってもらえる様な素晴らしい公演にしたい。

けいこNo.40
2011/10/30(日)

表美子 先生・カメラマン・助手役

"今日は公開けいこだ”と思うと、やはりみんな緊張気味。

通してやると、今まで部分部分だったのが、繋がってきたなっていう気がします。

私は、三つの役(先生、カメラマン、助手)を演じます。
衣装は、実に4種類。着替えの他に、転換もあって、限られた時間内にできるかどうか、心配でした。
なんとか間に合いました。ほんと、ポカしそうで、緊張します。

公開けいこでは、貴重な意見をたくさんいただきました。私もこの後、カメラマンってどんな人だろうとか、この舞台では、どんな役目を担っているのだろうかと考えました。

本番まであと少し。舞台を磨き上げていきたいと思います。公開けいこを観に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。

*表さん

けいこNo.38
2011/10/22(土)

榎本光雄 灯台守・博士役

今日のけいこは、シーン16の「青年と少女」を中心に行われた。
船の沈む場面で、青年、かおる、キヨミ役の役者たちは奮闘。
「こわい」とは何かを、舞台の高所や、回転する舞台の揺れで体得していく。

「これでベースが出来た。これが一歩目」とは演出(佐藤さん)の言葉。
少し風邪ぎみの準劇団員もがんばりをみせての役づくり。
これからどんな演技をしていくか楽しみ。がんばれ!

15:00過ぎに関野さんによる歌レッスン。
ボイストレーニングでは声の響かせ方を習い、ダンスをしながら唄う練習では、ダンスにとらわれ顔が下向きになっていることを指摘され、表情をつけて唄うことでそ
の歌が違って聞こえるとの話をしていただいた。

楽曲の「明日への銀河鉄道」「ケンタウルス 星祭り」ではリズム修正版CDにあわせ各パートごとに練習。
しかし、なかなか三声が一緒になると他パートにひきづられてしまう。私もそのひとり。克服せねば・・・。

克服と言えば、私の役、灯台守に、一大事発生。
「今作っている灯台守を違う演技で表現したらどうか」演出からの提言。
ん?どうしたもんか。

いままでも灯台守が“本当の幸せ”について語るセリフでは、自分でもどうもしっくりいかずにいて、どうしたものかと感じていた。

劇団員たちからいろんな意見をもらい、いままで作ってきたキャラクターではなく、自分(榎本)がセリフを言ったらどうだろうか、との助言により、すこし、みえてきた感じがする。今後、どう膨らますことができるか課題であり、またおもしろくもなってきた。

*ダンスレッスン

合宿2
2011/10/10(月)

神頼人

さて、合宿2日目です。朝食を食べ、エネルギーの補給を完了。2日目の通し稽古は衣裳も入れました。衣裳チェンジ、これもなかなか難しいようでした。早着替えを覚えなければ!2日目の通し稽古は1日目の通し稽古を活かし、より充実したものであったと思います。そして、やっぱり終わった後の拍手が気持ちいい。やはり、やる気の源になりますね。

この日はダンスもやりました。みなさん、疲れている中必死に踊っていました。私も負けまいと踊ります。ダンスの表現もとても面白いです。体のひねりを加えたり、腕を伸ばしたりするだけで、全然見え方が違うそうです。なんというかかっこいいのです!後先生の体の柔らかさに、今更ながらビックリです。私もあんな風に柔らかくなれたら…男性が柔らかすぎたら何か変でしょうかね。

なんだかんだで、無事に終わった合宿。本当にいろいろなことを学びました。公演に向けて大きく前進できたのではないかと思います!!

*通し稽古(衣裳) ダンス 夕食(カレー)

合宿1
2011/10/9(日)

神頼人

寒い季節になってきました。残暑が少しある中10月9日(日)、10月10日(月)の2日間に及び合宿が行われました。私は初めての合宿の参加になります。

合宿ですので、長時間の稽古となります。みなさん、いつもよりも引き締まった雰囲気で登場しました。そんな雰囲気の中で始まった準備運動。発生、滑舌、ストレッチ等で体をならし、準備完了。いよいよ稽古の始まりです。

今回の目玉はなんといっても通し稽古。今までシーンごとに稽古してきたものを1つに繋げる…公演に向けての大きな1歩といったところでしょうか。

通し稽古においては、演技するだけではなく、裏方もしっかりとやらなければいけません。小道具を使ったり、ドアを開け閉めしたり、照明が入ったり…とにかくやることが一杯です!みなさんいろいろな苦労をされていたようです。私も何度も間違えてしまいました。いろいろと考えているうちに、あっという間に終わってしまいました。

果たして自分は何ができただろう?あれもダメだったし、これもダメだった。できることより、できないことの方が多すぎる。しかし、これだけは確実に言えます。私達は、最後まで通しきったということです。このことが、次のステップに進める力の源になりました。また、拍手がわいたのはとても嬉しかったです。

また、1日目には歌のレッスンもありとても充実していました。通し稽古の後で疲れている中、一生懸命練習しました。歌は面白いもので、口の開け方を変えるだけで、聞こえ方が異なるようです。早速実践に移り、口の開き方を工夫してみると確かに違う!これは表現方法を広げるためにも必要なことだと思いました。

また、曲によって歌い方を変えるのはなかなか難しいものです。自分が思っている以上に大げさにやる必要があると感じました。

無事に1日目が終了し、夜の交流会ではいろいろなことを語りました。ちょっぴり大人になれた気分です。

*通し稽古 歌のレッスン 交流会

けいこNo36
2011/10/16(日)

磯崎百合子

劇団の練習日は晴れているのか風がつよいのか、世の中のことがわからなくなるのだが、この日は暑い!ということがよくわかった。

まずは、「教室」場面の自主けいこ。もっと生き生き元気よく。まだまだ足りないようです。生徒諸君、休憩時間にお菓子を食べたり、アイスクリームを奪い合うあの勢いと元気さだよ。がんばろう。

そして、ダンスの明日への銀河鉄道の練習だ。ジャズバージョンと、オーケストラバージョンの二つの練習だった。
前回欠席したこともあり、いつもよりいや、いつもながら苦戦。3時間もあっという間、汗だくだ。高橋先生、ごめんなさい。家で練習してがんばります。

そのあと、助手のエンヤトットも三人で練習した。くたびれたぁ。

家に帰っても、頭なかで♪明日へのパスポート♪が回っていた。

*ダンスレッスン

けいこNo.30
2011/09/25(日)

下平由美 カムパネルラ役

台風も過ぎ去り、空も風もすっかり秋らしくなってきました。
本日も午前中からけいこが始まりました。
まずは体操発声!!けいこ場の装置の隙間をぬって立ち
体を動かしたのち声を出していきます。外はさわやかな風が吹いて
いますが、徐々にみんなの熱気でけいこ場の空気は暖まっていきます。
その後は、「抜きけいこ」。場面を選んで、動きと台詞を確認します。
舞台を右に回したり左に回したり、ちょっとメリーゴーランドな気分です。
もちろん、回すのは人力ですよ。本番はどこに向かって回転するのでしょうか?

楽しみですね。
そして、お昼になります...と言いたいところですが、けいこ場の周りは
いつの間にか、夏の間に伸びた草が窓の光を遮っています。
という訳で、みんなで15分間の草むしりスタート。準劇団員も劇団員も
手に軍手をはめて草をむしります。
うげえ、デルワデルワ、こおろぎ、バッタ、ダンゴムシ。。。虫たちにとっては

大騒動の引っ越しでしたが、けいこ場の周りはすっかりきれいになりました。
午後は歌のレッスンです。ンンンっ!?ドイツ語、英語???
なんといっても今回は日本語だけではないのです。本番まで間に合うか
不安ですが、がんばります。
銀河の世界、音、映像、光そして・・・芝居。
銀河鉄道に乗り遅れないよう本番までどこまでも走ります。


*歌レッスン

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