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今月のクローズアップ
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[2013年10月]
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川上 剛さん
みなさん、こんにちは。初めての方、初めまして。川上剛と申します。
入団しておよそ1年が経ちました。私が、劇団「ひの」に入った経緯について少しお話をさせて頂きます。
私は普段、自動車の設計をやっている会社員です。今までの活動はというと、ソフトボール、野球、フットサル、最近の趣味はマラソン(写真は2013年6月23日に行われた、乗鞍天空マラソンに出場したときのもの)と、演劇とは関係無いことをやっていました。その私がどうして劇団を知ることとなったのか。
それは、いろんな方々とのつながり(といろいろな偶然?)があると思います。5年半前・・・日野市に転入。4年半前・・・会社の人が多く活動しているフットサルチームが有り、会社の同じ部署の人に誘われ、チームに仲間入りをした。1年前・・・そのフットサルチームの仲間で、劇団「ひの」の舞台に立ったことがある人がいることを知った。
以前から、お芝居を見るのは面白いなあと思っていましたが、そのとき、もし自分が演じる立場になったら、どんなことを思い、1つ1つの台詞を話すのだろう?また、自分は声が大きい(と自分で勝手にそう思っていた)ことから、その声を生かすことが出来ないだろうか?やってみたい!とふと思ったことから、劇団に興味を持ちました。・・・が、どうすれば入れるのかがわからず、その舞台に立ったことのある友人に紹介してもらえないかと、お願いしました。すると、その友人から連絡が有り、劇団にご挨拶に行くことに。
2012年11月4日のことでした。果たして入団出来るのだろうか・・・?と思っていたところ、代表の佐藤さんから、「今度の3月の舞台に出てください」。・・・あれ?意外なことを言われた。出させてもらって良いのだろうか?こちらは演劇初体験だというのに・・・。大丈夫だろうか?やっていけるだろうか?と内心不安が募っていましたが、劇団員の方々にも暖かく迎えて頂き、感謝に堪えませんでした。
舞台に出させて頂けることになったのだから、その期待に応えるよう頑張らなければ!と思いました。しかし・・・、役をやりきるのは非常に大変だということを痛感しました。台詞をとにかくちゃんと間違えずに言わなければ・・・、と初舞台はいっぱいいっぱいになっていたのです。自分は、自己表現が苦手なところがあるのですが、それを克服したいという思いが、日々大きくなってきました。舞台(作品)の背景には何があるのか?そのときその人は何を思ったか?など、劇団に入ってから学ぶことが多く、貴重な時間を過ごしていると感じます。みんな共同で、1つの作品に携わり、支えあっていくことが、なんと心強く、楽しいことかと思う日々です。
人との関わり合いって面白いなと思います。いろんな方々との出会いが無ければ、私はここにいることも無かったでしょうし・・・。劇団との出会いに、また、これまでに出会ってきた皆さんに感謝したいと思います。そしてまたこれからも、いろんな方々と出会うことで、自分が前に進むエネルギーとなる。まだまだ演劇とは何か、わかっていないことが多く、周りの方に助けられながらの日々が続いていますが、今度の舞台が、お客様から良い舞台だったと言って頂けるよう、これからも精進して行きたいと思います。