TOPへ
劇団「ひの」 89回公演

ブンナよ木からおりてこい

チラシ(表) チラシ(表) キャスト&スタッフ
演出より

ブンナという名前の若くて元気なトノサマガエルがいました。冒険好きなブンナはある日、新しい世界を目指して椎の木の上まで登ってみたのです。てっぺんは広場のようになっていて居心地が良さそうです。ところが、しばらくすると、恐ろしい鳥のトンビがやってきて、何かをドサッと落としました。それはトンビが捕えたばかりのモズ。居心地がいいと思った椎の木のてっぺんはトンビが捕えた獲物の置き場だったのです。

モズだけでなく、トンビに捕まって大けがをした動物たちが何匹もやってきます。スズメ、ヘビ、ネズミ、ミミズク、ウシガエル・・・。ブンナは彼らの話を聞きながら、何かを食べる事の意味を考えていきます。

生き物はみな何かを食べて生きています。草や木の実だけではありません。生き物は生き物を食べるのです。虫を捕まえて食べたカエルがネズミに捕まり、そのネズミをヘビが食べ、ヘビをトンビが捕まえて食べる・・・。

そこにどんな意味があるのか。ブンナが気づいた事はなんだったのか? この劇をご覧頂ければ、その答えが分かってくるかも知れません。大人はもちろんのこと、まだ人生の荒波を知らない子供たちにとっても、生きることの意味を考えるきっかけになるのではないでしょうか。
劇団「ひの」第89回公演「ブンナよ木からおりてこい」にご期待ください!