自分の常識って正しいの?そんな事にハッとさせられるストーリーが展開していきます。
自分が勝手にそう思い込んでいるだけなのではないか?
自分が考える大事な事って、この世界で本当に大事な事なのか?
千の輪の切り株の上の物語 演出:佐藤利勝 ♠創立50周年記念のつどいのお礼
10/22(日)劇団のけいこ場で「創立50周年記念のつどい」が開催されました。アトラクションの方、劇団員を含めると総勢76名となり、けいこ場全体に人があふれる程の大盛況でした。 太鼓・ウクレレ・人形劇・紙芝居・フラメンコ・バレエを交えながら、主催者挨拶、初代劇団代表池上さんのお話し、ご出席者の中から約30名の方にメッセージを頂きました。 50年の中での思い出、上演作品の感想、今後への期待などあたたかな言葉に包まれ、子どもたちと一緒に芝居を創っている姿勢が高く評価されました。 「奥深いお付き合いの方々がおられ、今にある50年があったことを知るつどいでした」「50周年のつどいは本当に素敵でした。あらためて劇団の歴史と人のつながりを感じました」等の言葉が後日寄せられました。 劇団員も劇団「ひの」の歩みと地域での繋がりを知る事ができ大いに学べる機会となり、記念誌も作成する事ができました。 これまで支えていただき本当にありがとうございました。これからも「日野にルネッサンスを!」を合言葉に地域文化の向上を目指していきます。 ♥50周年記念公演第2弾として「ジプシー」を上演
「ジプシー」は、1993年に創立20周年記念公演として旧けいこ場で上演。2009年に新けいこ場のお披露目として、そして今回、50周年の記念公演として上演する事になりました。 偶然にも節目の時に選んでいることになりますが、共通しているのは、3回とも若い人が出演している事です。 今回は、初出演の高校生2人と、他に10代、20代の5人が出演します。 ♦作品が問いかけるもの
ジプシー(流浪の民)と名乗る3世代の大家族と、高価な新築マンションを購入した若夫婦・マンションの工事人が対峙して織りなす不思議なストーリーの中で、私たちが見失ったもの、本来大切にしなければならない事が浮き彫りにされていきます。国民の経済力の指標としてGDP(国内総生産)が用いられますが、現在の日本は、アメリカ、中国、ドイツに次ぐ世界第4位だそうです。 が、そんな実感はもてません。別の指標としてGNH(国民総幸福量)があります。 2022年度の日本人の幸福度は世界54位だそうです。 この作品を通じて「幸せとは、豊かさとは」を考える機会になれればと思っています。 ♣千の輪の切り株の上の物語
50周年第1弾として上演した「動物会議」は、現代に響く作品として高く評価されました。記念公演として更に相応しい作品となれる様に、10代から70代の老若男女17人と、音楽・振付け・照明などのスタッフの方々と協同で日夜創りあげています。 樹齢100年の木を含む神宮外苑「樹木伐採」による再開発が問題となっていますが、「千の輪の切り株の上の物語」と副題がついているこのドラマは、人間と自然の営みを歴史的な広がりでとらえた作品でもあります。 ぜひ、けいこ場に足をお運び頂いて、味わって下さい。 皆様のご来場を心からお待ちしております。 |