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劇団「ひの」 第104回公演

~2023年[冬] 創立50周年記念2 けいこ場公演~

ジプシー




  • 12/ 9(土)19:00
  • 12/10(日)10:00 15:00
  • 12/15(金)19:00
  • 12/16(土)14:00 19:00
  • 12/17(日)10:00 15:00
  • マイホーム、欲しいですよね。みんな、頑張ってお金を工面します。購入する時には一大決心を要します。

    ある夜の事です。そんな若い夫婦が、完成を待ちきれなくなって、頑張って購入契約をしたマンションの工事現場にしのび込むところから物語は始まります。
    そもそも、そんな事して大丈夫?と心配してしまいますが、それよりも、もっとビックリしてしまう事が。
    なんと、そこには、不思議な家族が住み着いていたのです。
    自分の常識って正しいの?
    自分が勝手にそう思い込んでいるだけなのではないか?
    自分が考える大事な事って、この世界で本当に大事な事なのか?
    そんな事にハッとさせられるストーリーが展開していきます。

    劇団「ひの」が、創立50周年記念第2弾としてお贈りする「ジプシー」は開演間近です。

    お見逃しなく!

    千の輪の切り株の上の物語
    ―私たちの見失ったもの―

    ♠創立50周年記念のつどいのお礼
    10/22(日)劇団のけいこ場で「創立50周年記念のつどい」が開催されました。
    アトラクションの方、劇団員を含めると総勢76名となり、けいこ場全体に人があふれる程の大盛況でした。
    太鼓・ウクレレ・人形劇・紙芝居・フラメンコ・バレエを交えながら、主催者挨拶、初代劇団代表池上さんのお話し、ご出席者の中から約30名の方にメッセージを頂きました。
    50年の中での思い出、上演作品の感想、今後への期待などあたたかな言葉に包まれ、子どもたちと一緒に芝居を創っている姿勢が高く評価されました。
    「奥深いお付き合いの方々がおられ、今にある50年があったことを知るつどいでした」「50周年のつどいは本当に素敵でした。あらためて劇団の歴史と人のつながりを感じました」等の言葉が後日寄せられました。
    劇団員も劇団「ひの」の歩みと地域での繋がりを知る事ができ大いに学べる機会となり、記念誌も作成する事ができました。
    これまで支えていただき本当にありがとうございました。これからも「日野にルネッサンスを!」を合言葉に地域文化の向上を目指していきます。
    ♥50周年記念公演第2弾として「ジプシー」を上演
    「ジプシー」は、1993年に創立20周年記念公演として旧けいこ場で上演。
    2009年に新けいこ場のお披露目として、そして今回、50周年の記念公演として上演する事になりました。
    偶然にも節目の時に選んでいることになりますが、共通しているのは、3回とも若い人が出演している事です。
    今回は、初出演の高校生2人と、他に10代、20代の5人が出演します。
    ♦作品が問いかけるもの
    ジプシー(流浪の民)と名乗る3世代の大家族と、高価な新築マンションを購入した若夫婦・マンションの工事人が対峙して織りなす不思議なストーリーの中で、私たちが見失ったもの、本来大切にしなければならない事が浮き彫りにされていきます。
    国民の経済力の指標としてGDP(国内総生産)が用いられますが、現在の日本は、アメリカ、中国、ドイツに次ぐ世界第4位だそうです。
    が、そんな実感はもてません。別の指標としてGNH(国民総幸福量)があります。
    2022年度の日本人の幸福度は世界54位だそうです。
    この作品を通じて「幸せとは、豊かさとは」を考える機会になれればと思っています。
    ♣千の輪の切り株の上の物語
    50周年第1弾として上演した「動物会議」は、現代に響く作品として高く評価されました。
    記念公演として更に相応しい作品となれる様に、10代から70代の老若男女17人と、音楽・振付け・照明などのスタッフの方々と協同で日夜創りあげています。

    樹齢100年の木を含む神宮外苑「樹木伐採」による再開発が問題となっていますが、「千の輪の切り株の上の物語」と副題がついているこのドラマは、人間と自然の営みを歴史的な広がりでとらえた作品でもあります。
    ぜひ、けいこ場に足をお運び頂いて、味わって下さい。

    皆様のご来場を心からお待ちしております。