けいこ日誌

劇団ひの第82回公演

新羅生門

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けいこNo.22
2010/11/07(日)

下平 由美   洗濯女役


秋…行楽の季節ですね。青い空、さわやかな風、のどかな日曜日。
劇団ひのけいこ場到着。

舞台中央では、
ひゅー!ひゅー!!!
するどい刃音が響く…
「んんん…」
激しいにらみ合い
じりじり…間合いをつめていく緊張感
「いざ覚悟!!!」
ずさっ!ずさっ!がしっ!ちゃきーん!
前回に引き続き、今日も太田様、大島様による殺陣の指導が行われております。
「かっこいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
もちろん、指導を受けている役者さんたちは、真剣に、そして体中あざだらけになりながら頑張っているわけです。
が、私今回は『洗濯女』という刀とは無縁の役をやらせて頂くことになりまして、
「いやーん!すてき」とこっそり、心の中で思いながら殺陣のけいこに参加しております。
指導してくださる先生方、本当にありがとうございます。

午後からは、完成しつつある装置や小道具を実際に使って、ラストシーンのけいこ。
台詞だけではなくて、その役はどんな思いでそこに立つのか、どんな表情をするのか
何をみつめるのか…そのシーンが持つ意味を考えながら演技をしていきます。
演出はもちろんですが、役者自身も意見を持って芝居が完成されていくのです。
まだまだ、けいこはこれから。
「さぁ、本番まであと少しだよ。幕があがるよぉ」
洗濯板を片手に、意気揚々と上に上っていく!?(本番をお楽しみに)洗濯女でした…
では、みなさま公演で会いましょう。

けいこNo.19
2010/10/17(日)

志田 淳  岡元信也役


8月22日に「新羅生門」の稽古がスタートしました。
そろそろ2ヶ月が経とうとしています。
何もなかった稽古場に仮説の舞台ができ、ミザンスがほぼ出来上がり、小道具のリストが揃い、
役者は台詞を(少しずつだけど確実に!?)覚え、おぼろげながらに徐々に姿形が出来上がってきました。
まだ季節が夏の頃は、演目すら決まっていませんでしたがこうして皆で一つの舞台を創り上げていくのって、
すごいことだなと感じています。
そしてその一員として自分も関わっていけることを嬉しく思います。

さて、今回の稽古では、できるだけ台本を見ないで、台詞と動きの確認を行ないました。
自分はというと、覚えた台詞が完全に出てこない、ミザンスと違う動きをしてしまう、というような状態…。
先ずは台詞とミザンスを把握していかなければ、役創りもままならないと感じました。

これから共同作業に入り、稽古から3週間ほど遠ざかります。
この期間自主稽古をいかにやるかで、舞台全体の出来が変わってくると思います。
1日1回は台本に触れ、岡元信也を創り上げていきます!

稽古後、岩崎さんの入団祝いをやりました。お酒の勢いを借りて?本音を語りあい、皆で大いに盛り上がりました!

(右の写真は「入団祝う会」のものです。)

けいこNo.16
2010/10/10(日)

桜井 健助  渡辺綱役

10月10日、日曜日、3連休の真ん中。
 先日から仮設の舞台装置での立ち稽古がはじまりました。
まずは役者の動線の確認です。まだまだ台本は手にしたままの人
がほとんど。台詞よりも立ち位置、目的を持った移動など。
これは台詞を声に出して稽古を重ねていくうちに覚えてくるよう
です。とはいえ、なかなか覚えるのに苦労します。
「そこではないでしょう!」「どうして前に出てくるの!」と
演出からきつーい声が飛んでくるのも間もなくです。

 今回は稽古場公演ということもあって、やや狭く、装置も込
み入っているので、それをメモるのもたいへんです。

 ところで台詞には言いやすいセリフとそうでないもの、また
好きなセリフと嫌いなものがあります。好きなセリフは自然に
気持ちを込めてことばとして言うことができますが、あまり好
きではないセリフはなかなか気が入っていきません。

 また、覚えやすいセリフとそうでないもの。とくに同じよう
なことばが、わずかに変化しながら何度も出てくることもあり
ますが、これは覚えるのに最悪です。

 さて、夜は演技以外の仕事、つまり装置、小道具、衣裳など
を検討。今月下旬には制作作業がはじまります。いまはその構
想を練る段階です。それは演出の方向性に沿っているかどうか。
何が必要で、それをどこで求め、またはどのように作るのか。

 あ~あ、台詞は覚えなければならないし…しなくてはならな
い事がいっぱいだァ~。でもね装置のなかには一つだけ初めて
の試みがあります(単純なことだけど)。
お楽しみに。

けいこNo.13
2010/10/03(日)

表 美子  猿役

2場~9場の半立ちをしました。

舞台装置が決まってきたので通しをしながら、登場人物がどこからでてきてどこへきえるなどおおまかな動きを考えました。
狭い空間ですが、たくさんの出入り口や斜幕があり、空間が多角的?に使えそうです。
羅城門を彷彿させるような、不思議な舞台です。

ここで演じるのかとおもうとすこしイメージがわいてきました。
私は、猿役ですが、果たしてどんな登場をし、どんな動きをしていくのか…
まだまだはじまったばかりで、わからないことばかりです。

一度、お猿の顔を見に、高尾山へでもいってこようかなと思っています。
高尾山の猿園は、入ったことないし。久しぶりに高尾山も行ってこようかな!

ところで、今回は、立ち回りや、豆まきシーンもふんだんにあります。
狭い舞台で消化できるかどうか不安です。
刀や豆が客席まで飛んでいっては、大変!
大騒ぎの舞台になることまちがいなしです。

舞台や小道具、衣裳なども計画進行中!
乞うご期待!

けいこNo.10
2010/09/26(日)

磯崎百合子  金太郎 役


やっと秋がきた。気持ちのよい日。でも、もう9月最後の練習日だ。
6、7、8シーンの半立けいこが中心だ。特に8シーンは、動きが激しくむずかしい。
多くの人や動物がここで消える。
「他の人の台詞は耳で聞き自分の動きをかんがえる」ここが大事なのですね。
佐藤さんの話しみんなの意見、演技を見てだんだん理解が深まり自分の演技に磨きをかけたいな。
次の練習から立ち稽古です。がんばりましょう。

けいこNo.9
2010/9/19(日)

青城充子  ゴロー(鬼)役

読み稽古と並行して、立ち稽古(半立ち)を実施しました。今回は格闘するシーンや、役者の出入りが激しいため、いつもより早く立ち稽古を始めています。
どの場面もまだ手探り状態ですが、大まかな動きのイメージは掴むことが出来たと思います。

私が演じるのはゴロウという鬼の役なんですが、無言で感情を表現するようなシーンが多く、動作やしぐさだけで伝えることの難しさを感じました。

この日はプラン会議も行われ、スタッフが意見を交換しながら今後の制作プランの課題について話し合いを進めている段階です。

(写真一番左の白Tシャツが私です。)

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