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今月のクローズアップ
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[2006年02月]
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加藤由香さん

わたしは大変な緊張屋です。
はじめて参加させてもらった「泰山木の木の下で」の時には、稽古に行く前日ぐらいから緊張しはじめて、稽古場に着く頃には緊張しすぎて"すでに疲れ気味"なんていう事がよくありました。当然、本番の時にはもう大緊張で、なんだか知らないけど手のひらは冷たくなるし、もう今まで稽古してきた事は全部飛んでしまって思い出せないんじゃないか!と血の気が引いていった感覚を今でも鮮明に覚えています。
それでも、なんとか舞台に立てたのは、生美さんが「みんないるからね、大丈夫」って舞台袖で言ってくれて、良子さんがギュッて抱きしめてくれたりして、緊張をやわらげてくれたからでした。
二度目の参加だった「二十四の瞳」の時にもやはり大緊張だったのですが、子供たちに「大丈夫!」なんて、励ましてもらっていました。(ほんとにダメな奴です…)佐野さんに背中をさすってもらったり、卓さんや、萬田さんがちょっと笑わせてくれたのも、効き目がありました。
本当にみなさん、ありがとうm(_ _)m 
劇団ひのに関わっている人たちは本当にやさしい人ばかりです。
こんな風に、まったく頼りなく緊張ばかりのわたしですが、劇団のみな様に助けられつつ、いつかわたしが助けになれる事を目標に、これからも大好きなお芝居に関わっていけたら良いなと思っています。

―――どうか、みんなが好きなことを頑張れる世の中でありますように・・・