去年の4月の中頃、早春の東北を旅しました。
なにしろ日本全国の JRを 乗りつくそうというのが夢なのです。
まずは東北からと、ここ1〜2年はよく乗りました。
その時は弘前から「奥羽本線」で大館に出て今度は「花輪線」で花巻 に出ました。
雪解けの水が、米沢川に勢いよく流れていました。
桜はまだまだでした。花巻から「釜石線」で釜石に出ました。
途中ちょこっと遠野によりランチ を食べました。
海岸に近ずくに連れ、桜が満開になってきました。
「三陸鉄道南リアス線」は海岸のすぐわきを通り、若い女の車掌さんが丁寧に説明をしてくれ ました。
絶景の所では電車を止めてくれました。
気仙沼に出て「大船渡線」で一ノ関に出て帰ってきました。
3月の東日本大震災で大きな被害を受け、新聞、テ レビで見るたびに心がズタズタになりました。
新幹線はあっという間に復旧しました。
あの南リアス線は、いつになったら走るのかな。
鉄道の車窓から見た風景 は、昔からのルートは基本的には変わっていないので、昔の人たちが見た風景をとも共有できるものです。
被災地では携帯電話も CPも ない中一番役に立ったのは、原始的な掲示板と手書きのメモだったと聞きます。
私も昔ながらの時刻表と、文庫本を手に又東北の鉄道に乗りに行こう。
偶然なの か、今度の公演は東北の詩人、作家の宮沢賢治の代表作「銀河鉄道」です。
東北の鉄道に思いを馳せながら取り組みたいと、心から思っています。
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南リアス線沿線の桜 |
自称・鉄子の私
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大船渡線終点、盛駅 |
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三陸鉄道南リアス線 |
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