羽衣House あらすじ |
羽衣Houseという被災者向け仮設集合住宅を運営するNPO代表の羽子田美帆(57歳)。美帆を手伝っている事務局長の松原桜子(33歳)。二人の名前を並べると美帆と松原。三保の松原といえば、羽衣伝説の景勝地であるからして「羽衣House」か、なるほどなるほど・・・。
などと頷いている場合ではありません! 大変な事が起こってしまいました。
今日、羽衣Houseでは、大震災で仮設暮らしを余儀なくされている子供たちのために焼肉とマジックショーの夕べを企画していましたが、綺麗に飾りつけをした会場が何者かに滅茶苦茶荒らされていたのです。このままではパーティができません。急いで綺麗にし直さなくてはならないのですが、人手も足りません。
一体誰が何のために? そして、ネットを見ると何やら不穏な書き込みを発見。その手先の仕業か? 様々な憶測が交錯します。
ここにはいくつもの家族が暮らしています。マリンさん、笑さん、チャーリーさん・・・実名を使わない人も多いようです。一緒に暮らす子供や孫は、放射線の危険が少ないこの地では外で自由に遊ぶ事ができますし、みんな結構元気にやっているのですが、父親とは別々に暮らしているなど、それぞれの家族にはそれぞれの事情があります。被災者を支えるスタッフたちにもそれぞれの事情があるらしく、今日羽衣Houseに集まった大人たちも何となく謎だらけ。登場人物のほとんどが何となく怪しいのですが、会場を荒したのは思いもよらぬ人物でした・・・。
劇団「ひの」がお贈りする本格的ミステリーコメディ! 東日本大震災後の厳しい現実の中でも懸命に生きる被災者と羽衣Houseのスタッフたち。様々な事情と感情が絡み合う中で、次第に真相が解き明かされていきます。ワクワク ドキドキ ゲラゲラしつつも、ほろりとくる事まちがいなし。
第90回公演 「羽衣House」 をお見逃しなく!
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